マイ・フィールド日誌
『ヨロン島』の、野鳥や昆虫、動物、植物など、素敵な住人たちを紹介します。
2003年写真日記

主な出来事 1月〜8月
8日 キビ(サトウキビ)刈り始まる。 1月16日 カナヘビ出る。ルリハコベ 開花。 1月20日 カモの群れ:大きな貯水池に飛来。 1月21日ナノハナ (写真右)がきれいですね。 と言ったらにこにこしながら「タカナ ですよ。」 と言われた。赤面!。 これは?、「それはナスの苗いっぱいあるから持っていきなさい」と、ナスの苗を3本もいただいた。プランターでも大丈夫でしょうか?大丈夫。時々追肥してやれば大丈夫よ」。プランターがなかったので、素焼きの鉢に植えた。 ハマダイコン (写真左)満開:東海岸周辺。 1月24日 ネズミ (写真左)ヨロヨロとまるで酔っぱらっているみたいに出てきた。 車を止めて通り過ぎるのを待ったが、道路のほぼ中央で止まったまま動かなくなった。車を降りて近づいても逃げない。 しょうがないから端の草むらに押しやった。 なんだろう、毒でも食ったのでしょうか?。車にひかれてぺちゃんこなったネズミをよく見かけるが、こんな感じでやられるのでしょうか。 1月30日 ミサゴ (写真右) 波打ち際で水浴び 砂浜に下りたミサゴを発見。 どうしたのかと見ていると、のそのそと海の中に入って水浴びを始めた。
月3日 キケマン(写真左)開花 :2001年の環境省、身近な生き物調査「黄色い花調べ」で名前を覚えた野草の一つ。
2月4日(立春) 修学旅行生らしき一団が、雨の中、キビ刈りの体験学習。
2月
10日( カンヒザクラ 開花:昨年よりおよそ一月遅い。 スミレ 満開。 ツ ミ 初鳴き:そろそろ繁殖行動が始まる季節。ツミは、与論島で繁殖する唯一の猛禽。縄張り保持、威嚇等、主に繁殖期に強い声でキーキー、キキキキ・・尻下がりに鳴く。環境の変化により、繁殖数が激減している鳥。今年も何とか繁殖に成功して欲しい。昨年は、営巣後期に相次いで襲来した台風により、巣立ちに失敗した例があった。 セッカ 初囀りイシガケチョウ 初見日。
2月11日 ンズイ (写真右) 10羽程の群れ:草地に飛来。 2月12日 タゲリ 1羽:田んぼに飛来。タカブシギ :田んぼに飛来。2月13日 マガモ :田んぼに飛来。 ケリ 1羽:田んぼに飛来。 クソエンドウ (写真左)満開:名前のせいで、覚えてしまった野草。ここ数年で全島に広がったような気がする。以前は少なかった。肥料用として栽培されると聞いた。その種が飛散したのでしょうか。 2月14日 ズアカアオバト :今年初めて姿を見た。 モンシロモドキ 初見日。2月17日 イタチの死体:路上で事故死 2月20日 ツグミ 終認 2月21日 リュウキュウミスジ 初見日2月24日 ウグイス 初囀り。 2月25日 コガモ 15羽の群れ:水を張った田植え前の田んぼに飛来。今年は、群れでの飛来が多い。田んぼや貯水池が増えたのが主な要因?。シロオビアゲハ見日。2月27日 アオスジアゲハ 初見日。
6日 ルリタテハ 初見日。ズアカアオバト 初囀り:「ポーポーペポー」、「ピョ〜オ〜」などと、笛の音のような声で鳴く。3月11日ヤツガシラ 飛来:渡りの途中立ち寄る旅鳥。月初めから中旬にかけて、数人の方から目撃情報が寄せられた。例年より多く渡来したようだ。 ミサゴ 2羽仲良く帆翔:14日にも2羽帆翔していた。番でしょうか。 3月12日 コチドリ (写真右) 2羽飛来田んぼで採餌。タシギ 数羽の群れ飛来:田植え前の田で採餌。 3月19日 カラスバト 初確認:留鳥だが、数が減ってきているようで、絶滅が危惧される鳥。国の天然記念物。 ツバメ 初認:渡りの途中数日程度立ち寄る。たまに少数が繁殖することがあるようです。(与論島で繁殖しているのはリュウキュウツバメ )。 アマツバメ 初認飛ぶのが好きな旅鳥。この日も、高いと ころを猛スピードで飛び回っていた。
3月20日 チョウゲンボウ 終認:秋に渡ってきて冬を過ごす冬鳥 アカタテハ 初見3月26日 ウラナミシジミ 初見日
3月
27日?????:道路脇のゲッキツ特に変わっているわけでもないが、何故か気になって枝をかき分けて中を覗いた。するとそこには、なんとも摩訶不思議な物体(写真左)・・・。 なんだこれは!!今まで見たことのない異様な物体。少々気持ち悪いような、でも長い棒の先で突っついてみたいような・・・。植物か、それとも変態中の小動物なのか?。後日、知人に写真を見てもらったら、寄生蜂の繭か何かで、ヤドリバチの一種 ではないか、とのこと。寄生されているのは、ジャコウアゲハ の幼虫らしい。 3月28日 モズ 飛来:旅鳥として渡来。たまに越冬。 3月31日リュウキュウツバメ の営巣確認:人家の軒先で営巣中。 ツマグロヒョウモン 初見日。キイロヒトリモドキ 初見日。
ゲットウ
漢字で「月桃」と書く。方言名サンニン。サンニン草全体から漂う芳香はノスタルジックな癒し系。
旧暦3月3日は浜下り。島の最も重要な行事の一つ。家族総出で潮干狩りを楽しむ。サンニンの葉で包んだヨモギ餅は浜下りの必需品。
サンニンの花は雨の記憶。開花は梅雨入りの兆し。

1日 シャリンバイ 満開。 4月3日 ベニモンアゲハ 初見日:数年前から居着いた新しい与論島の住人。 98年から2000年は出現月数が2ヶ月から4ヶ月程度。2001年と2002年は8ヶ月。最盛期で30%、出現パターンに若干不安定な部分があるものの、そろそろ「定着宣言」・・・は、時期尚早?。 4月8日 モンシロチョウ 初見日。4月9日 田植えの済んだ田:数カ所。クサシギ 田んぼで採餌。 ゲットウ (写真右)開花。 タカブシギ 飛来田んぼで採餌コムクドリ 50羽程の群れ 4月14日曇/雨 ササゴイ 終認 サシバ 渡り:サシバの渡りが始まった。繁殖のために九州以北へ渡る。 この日は昼過ぎ数十羽の群れが上昇気流に乗って空高く上っていった。 リュウキュウアサギマダラ 初見日。 4月15日 シロハラ 終認:この日を最後に与論島からいなくなった。昨年の11月5日、最初のシロハラに会ってから、およそ5ヶ月。 出会う確率100%の顔馴染みが旅立った。また秋になったら元気な姿を見せて欲しい。4月16日 アオジ 終認昨年の11月4日が初認。シロハラとほぼ同時に来て、そして同じ頃に帰っていった。ツマムラサキマダラ 初見日。 ユリ 開花。 4月21日 ナガサキアゲハ 初見日。 4月23日 ヘビ(アカマタ) 死体路上で車に轢かれた死体が1匹。 28日には別の場所で小学生が見つけて騒いでいた。ウラナミシジミ 初見日。 4月24日 バン 初認 4月25日 台風2号 :熱帯低気圧に変わって西の海上を通過。風が強い一日。 4月29日 オキナワビロードセセリ (写真左)初見日:翅の表面が、ビロード状で後翅の白い帯模様が目を引く、セセリの中ではきれいな蝶。 どちらかというと蛾っぽくて、あまり人気のないセセリ蝶の仲間たち。でもこのセセリは、一度見るとたぶん好きになる。 今回初めてその幼虫を見つけた(写真右)予想はしていたが容姿はあまり頂けない。食草はクロヨナ。 イソシギ 1羽確認キアシシギ 1羽確認。キョウジョシギ 群10羽。 4月30日 ムナグロ 47羽確認。
<4月> 暖かくなるにつれて、蝶が増えてきた。今年の出だしは非常に少なく、昨年の台風の影響があるのかな、と心配されたが、4月に入って急激に増えてきた。オキナワビロードセセリの幼虫を確認できたのは大きな収穫。 ・渡り鳥 たちも、徐々に移動を始めた。この冬は、ヒヨドリ シロハラ の渡来数が例年より多く、特にヒヨドリ は、ここ数年では最も多い。そのせいで野菜や果物に被害があったと聞く。ただ、この悪さをしたのは冬鳥として本州から渡ってきたヒヨドリ たちの仕業で、普段から島にいるヒヨドリ(亜種のアマミヒヨドリ )とは別のグループなので誤解の無いように。島にいるアマミヒヨドリ たちは、そんな無茶な事はしません。いたっておとなしいヒヨドリです。
月1日リュウキュウアサギマダラ幼虫初見:ツルモウリンカに1匹。 5月2日(曇/小雨)キセキレイ 終認。 5月5日(曇) アゲハチョウ 初見日どちらかというと希少種だったアゲハチョウ。どうした事かやたら目につく。過去3年が、0件、1件、7件。今年は5月だけで、すでに9件。出現率36%は、2、3日に一度はこの蝶に出会うと言うこと。過去最も多い昨年でも1年かけてわずか7回しか出会ってない。なのにどうしたんでしょうか?。 5月8日曇 ヒメアマツバメ 3羽確認サシバ 終認:今期最後の越冬サシバ1羽を確認。この日を最後に与論島では見られなくなった。初認は昨年9月27日。およそ7ヶ月間の滞在でした。 5月9日(晴) ミドリナカボソタマムシ?(写真左)発見!:変な虫を見つけた。今まで見たこと無い虫。オオバギの葉にくっついていた。写真撮った。ちょっとピンボケ。図鑑で探したら、「ミドリナカボソタマムシ」が一番似ていた。オオバギの葉にしがみついていると書いてあった。うん、これに違いない。発見!与論島にも「ミドリナカボソタマムシ」がいるゾ!!と。タマムシ」って名がついているのがステキ!。 ツバメ 大きな群れ飛来:数十羽の群れ、数カ所で確認。 5月12日(晴) カバマダラ 初見日。 5月13日(晴/曇)奄美地方梅雨入5月14日(曇) 沖縄地方梅雨入り アオバズク 渡来:14日と22日、夜中の2時半から3時頃、鳴き声を聞いた。 5月16日(晴) セミ(クマゼミ)初鳴き。:今年はだいぶ早い?。去年は6月3日。 5月21日(曇) 沖縄地方乾燥注意報。だそうだ:梅雨入りした、て、ゆってたのに・・・。 5月23日(雨/曇) モンキチョウ 初見日。 オオジョロウグモ 初見日:まだ小さい。 5月26日(晴) ホトトギス 初認(囀り):「トッキョキョカキョク(特許許可局)」と聞こえる大きな声で鳴く鳥。飛びながら鳴いたり、夜中に鳴くこともある。旅鳥として渡りの時期に声を聞くことが多いが、夏に鳴くこともあるので、少数が越夏もしくは繁殖している可能性もある 。主にウグイスに托卵する。 コシアカツバメ 1羽確認。 アマミウラナミシジミ初見日。 5月27日(晴)クロハラアジサシ渡来:春と秋の渡の時期に少数渡来する。通常は数日でいなくなが今年はおよそ2週間、数カ所の貯水池周辺で見られた。サンコウチョウ 初認:「ギィギィフィーフィ・ ホイホイホイ」と、特徴のある声で鳴く。昔の人には「ツキヒーホシ(月日星)ホイホイホイ と聞こえたらしい。月と日と星の三つの光で、三光鳥(サンコウチョウ)なのだそうだ。島の年配の方に聞いた話では、ちょうどその頃、召集令状の届く時期だったそうで「チョーヘイレイ(徴兵令)ホイホイホイ」と聞いていたそうです。 オウチュウ(写真右2枚)確認:車で走行中、電線にとまっているのを見つけた。与論島では985年以来の確認。モンキアゲハ(写真左)初見日:与論島では希少種。い まのところ、 3ヶ所で蝶道と思われる場所を移動しているのを時々見かける。じっとしていてくれないので撮影が難しい蝶だが、今回やっと撮影に成功。雌がサルカケミナカンに産卵しているのも確認。 5月28日(雨/晴) オオシロモンセセリ 初見日。 5月29日(曇) ハクセキレイ 終認:この日を最後に見られなくなった。今期の初認は昨年の10月9日。例年だと3月末から4月にはいなくなるが、今期は一月程度遅かった。 5月30日(曇/晴/雨) 台風4号 通過 AM11:00頃、東海上を通過していった。(弱い台風:990hPa 風速20m 暴風域し)。
月2日(晴) エリグロアジ
サシ 初認:夏鳥の定番。夏になると渡ってきて、海岸沿いの岩場や、海の中の離れ岩に集団で営巣する。年々渡来数が減少傾向にある。今年は何羽ぐらいが営巣してくれるか・・・。 ダイサギ 1羽 :畑で餌探し。 ホテイアオイ 満開 (写真下)あまりに見事だったので撮影。6月3日(雨/曇) ハジロクロハラアジサシ 1羽 飛来。
ツバメ 渡り組 終認:数羽の群れで飛び交っていたが、翌日以降群れでの確認は無いので、ツバメの渡りはこの群れが最後と思われる。 コシアカツバメ 数羽飛来:南側の海岸沿いで数羽飛び交っていた。別の場所でも1羽確認。 旅鳥として渡りの途中立ち寄る。多いときは数十羽の群れで渡来する。滞在期間は短く、2〜3日程度。 台風5号 通過:弱い台風5号が沖縄の南海上を東北東へ通過中(992hPa)。6月4日(晴) サンコウチョウ 鳴き声を聞いた:(ギィー、ギィー)囀りは無い。 6月5日(晴) アマツバメ 1羽 確認。 ホトトギス 囀り有り。 6月6日(晴/曇) アサギマダラ 終認?:渡ることで知られるアサギマダラ。この日を最後に見られなくなった。初見日は昨年の10月25日。今期は、渡りの時期の個体数、越冬数ともに少なく感じた。 6月9日(曇) モンキチョウ1頭確認:与論島では、数は少ない。キョウジョシギ 終認?:旅鳥として渡来する。少数越冬することもある。ギンヤンマ 初見:今年になって初めてギンヤンマを見た。 6月10日(曇)クロハラアジサシ 終認:いつもより長く滞在していたクロハラアジサシだったが、この日を最後にみられなくなった。6月11日(晴) クマゼミ幼虫(写真左)確認:自宅の庭でブロックを起こしたら、その下にいた。ヤラセで 撮影しようと木の幹においたら落っこちた。 未だちょっと早かったかな?。とりあえず埋め戻して自分で出てくるのを待とう・・・、 と思っていたら行方不明になった。羽化するところを見たかったのに、残念。 ヒガンバナ 開花。 知人宅の花壇に1本咲いていた。 6月12日(晴/曇)コガネグモがシロオビアゲハ補食 ハチ(キアシナガバチ?)の巣(写真右)発見:集合住宅地内の道路脇。アダンの葉に作りかけの巣を見つけた。まだ小さいが、与論島では最も怖いチブルバチ(方言名)。そこは子供たちの遊び場。でかくなったらちょっとやばいかも・・・と思っていたら数日後、アダンの枝ごと伐採されていた。だよねー。 6月16日(曇/雨) セミ(クマゼミ) 本鳴き:今日あたりから本鳴き。だいぶうるさくなってきた。 6月18日(曇)タテハモドキ 初見日:成虫1頭。幼虫多数。 カナブン乱入:夜、自宅に飛び込んできた。今年初乱入。台風6号 通過中:昼過ぎ、西の海上を通過。影響少。 6月19日(曇/雨) トラフカミキリ?(写真右)発見またまた変な虫を見つけた。林の脇に車を止めていたらバンパーにしがみついていた。こいつも初めての虫。図鑑で探したがよく分からない。ハチの仲間を捜したが見つからない。背中の模様がやや似ている奴がカミキリムシの中にあった。トラフカミキリとか言う奴。スズメバチにベイツ型擬態とある。たしかに最初はハチかと思った。今度、誰かに聞いてみよう。 6月21日(晴)沖縄地方梅雨明け。 6月23日(晴)ウグイス 春期囀り終認?:翌日以降囀りが聞かれなくなた。 タイワンウチワヤンマ(写真左)確認:ヨロン島では、ギンヤンマとともに最も大きいサナエトンボの仲間。こいつはなかなかの強者で、キアシナガバチを補食したのを見たことがある。 6月24日(晴) イシガケチョウの幼虫:2頭、ハマイヌビワの葉にくっついていた。ツマベニチョウがいっぱい :今年はツマベニチョウが多く見られる。時々いっぱい出てくる。同時に羽化するのでしょうか?。6月26日(曇) ウスキシロチョウ 確認:暑くなるにつれて増えてきた?。アカトンボ(ショウジョウトンボ?)確認 ナス(写真右)初収穫!:1月にいただいたナスの苗。素焼きの鉢で順調に育って、遂に!、最初 の1個を収穫ー!。まだまだ小さいのや、花とか蕾もあって、この後も期待できそう。6月27日(晴)アオスジアゲハの幼虫 :大きくなった幼虫確認。ヤブニッケイの葉にくっついていた。 6月30日(晴) グンカンドリ 飛来:与論島で見られる野鳥の中で最大級の鳥。オオグンカンドリなら、翼を広げると2mを超える。昨年の7月、コグンカンドリ の若鳥が飛来した。翼を痛めて少し休んでいるようだった(写真左)。コグンカンドリでも翼開長1m80cm。
〈セミ時雨〉 この時期が最盛期かもしれない。面と向かい合っていても大きな声で話さないと聞こえない。かといって、うるさいという感じもあまりない。「静けさや岩にしみいる蝉の声」ってこういうこと。・・・強度の耳鳴り?(語尾上げ)、そんな感じも。それにしてもこれほど自己主張の激しい生き物が他にいるだろうか。成虫でいられる期間が短いから・・・?。セミは、営巣末期のツミにとっては大切な食料。 巣立ち後のツミの巣に、たくさんのセミの羽根が見つかることがある。巣立ったばかりの幼鳥にとっても、餌を狩る練習にちょうどいいのかもしれない。大型の蜘蛛にとっても大切な食料。セミが掛かった蜘蛛の巣には翌日お腹がパンパンにふくれあがった蜘蛛の姿が・・・。セミにとっては正念場。補食されるのを覚悟でわめき散らす。人生(?)の全てをこの一瞬にかける。ガンバレ!。燃え尽きろー!。・・・なんだこりゃ(^_^;)。

2日(晴 稲刈り 初認(写真左):ガードレールに干してあった。 ガードレール使用権は早いもの順?。 7月3日(晴)オオゴマダラ (写真右)確認:オオゴマダラが少ない!のは、台風のせい?。昨年7月、5,6,7,8,9号と、立て続けに台風が接近、通過していった。その頃から急激に数が減り、10、11、12月は、出現率0%。今年に入って1月2月に少数確認があったが、最も活発な時期である3月〜7月は、0〜10%(例年は30〜70%)。これほど少なかった年は記憶にない。どうしたんでしょうか?。年によって多少の増減はあったが、今年は特に少ない。
7月8日(晴)入道雲 (写真左):本格的な入道雲が出た。夏本番!タイワンカブト 乱入:夜中、自宅に乱入。強制退去。 7月9日(晴) モンシロチョウ 終認?:この日以降姿を見ていない。 7月10日(晴) ホトトギス(写真右) 2ヶ所で声を聞いた:鳴きながら飛んでいった。7月14日(晴れ)バン の親子(雛3+)確認。 ミフウズラ 確認。 7月18日(晴) ナス 4個収穫(写真左):1月にいただいたナスの苗。今回、なんと一度に4個も収穫。といっても強風で鉢がひっくり返ったため強制的に収穫したもの。形や大きさが不揃いなのはそのせい。これで通算11個の収穫。家庭菜園、つーのも、楽しいかもしれない。 7月22日(晴) 路上にネズミ の死体:轢いた人、気づいてないのかな?。埋める、とまではいかなくても、せめて後続車や通行人の迷惑にならないように、端によけるぐらいのことは、して欲しい。 7月23日(晴) タイワンウオクサギ (写真右):初めて実がなっているのところを見た 。この木の花にはたくさんの昆虫が蜜を吸いに集まる。7月24日(晴) ヒゲナガヘリカメムシ (写真左)発見:またまた変な虫を見つけた。自宅庭の竹。やや大きめの虫数匹。たぶんカメムシの仲間。潰すと臭そうだから。群れているところがなんとも不気味。これは駆除すべき虫に違いない殺虫剤は他の虫や蜘蛛によくないから使いたくない。 ・・・そうだ!、蝿・蚊を感電死させるテニスのラケットみたいなやつ、あれでやってみよう。そっと当ててみた。逃げた。失敗。追いかけて今度は逃げられないように押さえつけた。バチバチッと音がして火花が散った。ひっくり返って地面に落ちた。足をぴくぴくさせている。しぶとい。踏んづけた。臭い!。他の奴らは逃げた。かなりすばしっこい。図鑑で探したら、ヒゲナガヘリカメムシとあった。やっぱりカメムシだ!竹に寄生とある。やばい!。この竹、わざわざ知人宅から根っこを掘り起こして、もらってきたお気に入り。こんな連中に食い潰されてなるものか!。オオジョロウグモにはちょいと引っ越ししてもらって、思いっきり殺虫剤ぶっかけた。ゴキブリ用のダブル何とかって書いてある奴。これは効いた。ぼとぼと落ちていく。見つかるたびにぶっかけた。数日後、絶滅。20匹ぐらいいたかもしれない。従来台湾以南に生息していたのが、近年沖縄各島にも勢力を拡大と書いてある。 そしてついに与論島にも・・・。 7月28日(晴) ミフウズラ 確認:14日と、同じ場所。 7月29日(晴) 竜巻 (写真右) 海上の雲から小さな竜巻:海面までは到達しなかった。しばらくしてもう1本、同じ雲から出てきた。ミニ竜巻を2本ぶらさげたまま、北へ移動。
【情報提供分】
ヤツガシラ :7月29日、自宅近くの田んぼに1羽いた。(TKさん)
*ヤツガシラは旅鳥で、渡りの時期の3月〜5月と、9月〜10月頃に見られるのが普通で、この時期に見られたのは、とても珍しいことです。
カッコウ :7月の末頃声を聞いた。自宅近くの林。「カッコー」と鳴いた。初めて 聞いた。(YOさん) *その名の通り「カッコー、カッコー」と鳴く。声を聞けばすぐ分かる。間違えようがないので、たぶん間違いないと思います。(^_^;) カッコウも旅鳥で、これまでの記録では、5月と6月に多く観察されています。7月末頃というのは珍しいですが、今年は同じホトトギス科のホトトギスが、居着いているようなので、つられて長居してしまったのかも。
8月4日(晴) 今日も積乱雲の底から小さな竜巻が下がっていた。風が強い日、移動速度の速い積乱雲には竜巻が発生しやすい!?(個人的仮説)。 オキナワチョウトンボ (写真左)何んかヒラヒラしたやつが木に止まった。近づいてみると派手な翅のトンボ。珍しい奴に出会った。こいつはなぜか2、3年間隔ぐらいで現れる。風に流されてくるのでしょうか。 ハラボソトンボ (写真右)一瞬、ヤンマサナエに見えてカメラを向けた。なんだハラボソか、・・・で終わっちゃあ、ちょっとかわいそうか。せっかくカメラ向けたから撮ってあげよう。与論島では普通に見られるトンボ。 クマゼミ 終認?:今日はセミが鳴いていない。最後に聞いたのはいつだっけ?。もうセミの季節は終わった?。・・・夏の終わりの始まり。 8月7日(暴風雨 台風10号 直撃:正午頃、台風の目に入る。1時間半ぐらい静か、その後猛烈な吹き返し。庭の竹が3本折れた。 8月8日( カナヘビ (写真左)ハムシを補食するカナヘビに遭遇。ゆ〜くり近づいて素早くパクッ!。 ヒクイナ 久しぶりにヒクイナに出会った。1999年7月以来およそ4年ぶり。フミル又はヤマグミルの愛称で親しまれ、畑や草地で普通に見られたクイナの仲間。1980年代以降急激に数が減り、最近ほとんど見られなくなった。 ヒメアカタテハ (写真左)雄は地表で縄張りを作って他の蝶を追い払う、と図鑑に書いてあった。試しに石ころを放り投げたら見事に反応した。太陽が西に傾きかけた頃、石ころの陰がヒメアカの近くを横切るように投げると、ほぼ100%追いかけていく。 8月13日( シロチドリ 1羽確認:1990年代前半頃までは、各砂浜に1〜数番が営巣し雛を育てていた。最近では、昨年1ヶ所で親の警戒行動が見られただけだった。与論島の砂浜から姿を消しつつある鳥。イソシギ 初認。 8月18日( ミサゴ (写真右2枚)木の枝でミサゴが休んでいた。この辺りでよく見かける奴。でも今日はなんだか様子が変。片方の翼がだらんとしていた。次の日、飛んでいるところを見かけた。羽ばたきが不自然で、帆翔時の左右の翼の角度もおかしい。やはり怪我をしているのか?。ちょっと心配。 4日後(8月22日)、同じ場所で飛んでいるのを見かけた。飛翔状態は通常に戻っていた。左右の翼のバランスも良く、帆翔する姿はとても美しかった。どうやら直ったようだ。よかた。 ゲッキツ (ディンギチ)開花8月20日( 台風11号 熱帯低気圧になって通過。 アオタテハモドキ 初見日8月21日( ムナグロ 初認冬鳥の定番。鳥たちにとってはそろそろ渡りの季節。8月22日( キョウジョシギ 数羽確認渡り初認。 イチモンジセセリ 確認 8月27日( 火星 (写真左)大接近今年最大の天体ショー。自宅で望遠鏡を覗いていたら近所の方たちが集まって来て俄(にわか)観察会となった。 8月29日(ウグイス 地鳴き初認ジャッ、ジャッ。 リュウキュウムラサキ(写真右)生態がよく分からない蝶。夏の終わりから秋にかけて見つかることが多い。2、3ヶ月ぐらい同じ場所に縄張りを持って居着く。繁殖しているようにも見えない(幼虫が見つからない)し、風に流されてきたにしては、ほぼ毎年似た環境で見つかる。数は全島で数頭程度。冬から春にかけての記録は無い。
徳之島今日は徳之島が見えた。条件のいい日は、沖永良部島の東にかすかに見える。空気の透明度が増したのは、秋が近い証拠。まだまだ暑い日が続くが、確実に季節は動いている。
【報提供分】
・ベニアジサシ8月4日 エリグロアジサシに混じって、嘴が朱色のアジサシがいた。(HKさん)
・ ツバメチドリ8月10日 1羽。自宅近くの田んぼで。(TKさん)
・アカショウビン8月11日 1羽。自宅近くの藪で。野生で見たのは初めて。感激した。(TKさん)
**その他の住人**
ツ ミ 8ヶ所で確認。その内6ヶ所は営巣可能な環境。
エリグロアジサシ 2ヶ所で営巣確認。
ベニモンアゲハ 3ヶ所で確認。 イタチ今月は3回出会った。