マイ・フィールドの住人たち

ある日のミサゴ

2003年1月30日夕方 与論島の、とある海岸で

  

砂浜に降りたミサゴを見つけた。
どうしたんだろう?。 何か獲物を捕まえたか?。
地べたのミサゴなんてそうお目にかかれるもんじゃあない。  
この「?」は是非とも解明せねば。

小首をかしげて何やら思案げな様子。 辺りを見回したり、海を眺めたり。
その大きさと優雅さで、与論島の空では圧倒的な存在感を誇示するミサゴ。
でも地上での行動は少々苦手のよう。
お世辞にもスマートとはいえない動きでのそのそ歩き出す。
波打ち際へ。  そして、そのまま海の中へ・・・。ンッ!?

まさか入水自殺!?、んなこたぁないか。泳いで魚捕ろう・・・とか?。

①誰も見てないな
②この辺で
③そーら来た!

⑤気持ちい~い。
④ジャブジャブっと
⑥さて行くか

何、馬鹿なこと言ってるんだ・・・、てな感じで、小慣れた仕草でじゃぶじゃぶと。
まぁ、そんなとこか。 気高きミサゴ様が常識外れな行動するわけがない。

何回かじゃぶじゃぶやって飛んでいった。真水で潮を濯いだりとかしないのだろうか?。 あとで羽繕いして「ワッ、しょっぺー!」、なんて・・・。
  
ここ数年、一年を通して見ることができるようになったミサゴ。 たまに2羽で飛んでいることもあって、もしかしてこの島で子育てを・・・・、なんてかすかな期待に、つい空を見上げる今日この頃。かつて与論島では、迷鳥だった。「ミサゴがいた」と聞くと、あわてて見に行ったりして。大騒ぎだった。



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