マイ・フィールドの住人たち
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*種名の後の(%)は、年間を通じての出現率です。2000年中に、その蝶や蛾に出会った確率と考えてもらえばいいです。例えば、シロオビアゲハ(72%)は、10日外に出たら、その内の7日はシロオビアゲハに出会った、ということ。ベニモンアゲハ(2%)は、50日外に出たけど1日しかベニモンに会えなかったと言うことです。ちなみに、ここでいう出現率とは、“散歩がてらその辺を見回したらそいつがいた”程度のものです。“血眼になって蝶を探しまくった結果”ではないので、くれぐれも誤解のように。 |
月別確認種数
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各月ごとに確認できた種数を、グラフにしたものです 。 最も多く確認できたのは11月で、31種。少なかったのが、1月2月と、9月の18種。
4月から増えて6月にピークがあり、 9月にいったん減った後、 11月に2度目のピークができる。 このパターンは、多くの種の出現率でも現れる。
ただし、出現率の最大のピークは6月にあり、11月はそれより低いケースが多い。蝶達も、寒いのはいやだけど、暑すぎるのもチョット、てとこでしょうか。
11月のピークは越冬に備えての準備のため?。 前年の1999年と比較して、大きく違う点は、1・2月の出現種数が多くなったこと。 最初のピークが7月から6月にシフトしている点。
これは天候の影響があると思われます。 ちなみに1〜2月の最高気温の平均は18.8°、最低気温の平均は、15°。1999年は、寒い日が多く、雨も多かったような気がするが、詳細は不明。
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2000年(平成12年)蝶と一部の蛾の月別出現率 下の表は、2000年中に島内で見かけた蝶や蛾を、月ごとに出現率で表したものです。少々天候が悪くても1種でも活動している蝶がいた場合、その日も出現率計算の対象日に含めた。島内で最も普通に見られる「シロオビアゲハ」が、最盛期の5月から11月の間、出現率100%が10月だけ、という数字は、そのため。少々の雨風なら平気で飛び回っている元気者もいるのだからしょうがないのだ。 月別出現率表
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