
↑クロツラヘラサギ(トキ科)全長:73.5cm
数の少ない希少種。南西諸島では、冬鳥として少数越冬することがあるようですが、与論島では希に旅鳥として立ち寄る事がある。チュウサギほどの大きさで、嘴の先が平たい。最近では2009年10月に2羽飛来した。
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オオミズナギドリ(ミズナギドリ科)全長:49cm、翼開長:122cm
海洋性の海鳥。日本近海の離島などで繁殖し本州以南の海上で見られる。
与論島では、普段見る事はないが、季節風の強い頃、ナイター証明等に惑わされて落鳥することがある。 歩行は苦手。 |
カワウ(ウ科)
全長:82cm
本州や九州で局地的に繁殖する。南西諸島では冬鳥として少数飛来する。
与論島では旅鳥として希に、海岸の岩場や、集水池で見かける事がある。近づくのが難しく、遠くからの観察になるので、よく似たウミウの可能性も。 |
ミゾゴイ(サギ科)
全長:49cm
夏鳥として本州〜九州に渡来、南部では越冬するものもある。 夜行性で人目につきにくい。
与論島では、11月〜12月頃に観察記録があり、旅鳥、または冬鳥として飛来していると思われる。 |
コウノトリ(コウノトリ科)
全長:112cm
翼開長:200cm
国の特別天然記念物。
以前は日本にも生息していたが、現在は冬の間大陸から少数渡来するだけの希少種。最近、各地で繁殖、再放鳥の試みがなされている。与論島では、過去2回の記録がある。
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コハクチョウ
(ガンカモ科)
全長:120cm
冬鳥として本州以北に渡来する。
与論島では、2010年に成鳥2羽と若鳥1羽の計3羽の飛来が確認されている。成鳥は、全身が白色で、幼鳥は全体に灰色がかっている。写真は若鳥。 |
トビ(ワシタカ科)
全長:雄58.5cm
雌68.5cm
翼開長:157〜162cm
サシバより一回り大きい大型のタカ。九州以北で留鳥。冬鳥として南へ移動するのもいる。
与論島では、渡りの途中と思われるのが飛来する事があるが、希。 |
ノスリ(ワシタカ科)
全長:54cm
翼開長:122〜137cm
サシバより大きいタカ。四国から北海道で繁殖し、冬は全国的に見られる。
与論島では、渡りの時期に希に飛来する。越冬の記録はない |
クイナ(クイナ科)
全長:29cm
本州北部から北海道で繁殖し、秋冬には本州中部以南の湿地に移動する。
与論島では、秋から冬にかけてごく希に、見る事がある。写真(上)は、夜、民家の窓ガラスにぶつかったのを保護したもの。その後放鳥。 |
レンカク(レンカク科)
全長:55cm
南方系の鳥で、全国でも希な迷鳥。 写真は2010年に撮影されたものだが、これを含めて与論島では2回しか記録がない珍しい鳥。 |
セグロアジサシ
(カモメ科)全長:40.5cm、翼開長:86cm
夏鳥として、小笠原諸島や、南部琉球の島々で繁殖する。与論島では、台風の後などに、他のアジサシ類に混じって波間を飛翔しているのを見る事がある。写真は、保護された若鳥と、海上を飛翔する若鳥。
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ヨタカ(ヨタカ科)
全長:29cm
夏鳥として九州以北に渡来する。与論島では、渡りの時期に見る事がある。夜行性で、昼間は太い木の枝に平行に止まってじっとしているので目に付きにくい。突然目の前から飛び立って驚かされる事も。夜、飛び回って餌をとる。 |
アカヒゲ(ヒタキ科ツグミ亜科)
全長:14cm
屋久島以南の南西諸島に生息する。良く茂った薄暗い照葉樹林内に生息する。与論島では生息の確認はないが、家の中に飛び込んできたと、持ち込まれた事が複数回ある。近くの島から飛来したかも。 |
トラツグミ
(ヒタキ科ツグミ亜科)
全長:29.5cm
九州中部から北海道に生息。冬期には暖地に移動するものもある。
与論島では、冬に林縁の草地や農耕地でミミズなどを捕って入るのを見る事がある。 |
キクイタダキ(ヒタキ科ウグイス亜科)
全長:10cm
日本で最小の鳥。本州中部以北で繁殖し、冬は暖地へ移動する。
与論島では旅鳥として渡りの時期にごく希に、モクマオウ林内で見る事がある。 |
スズメ(ハタオリドリ科)
全長:14.5cm
全国的に、最も普通に見られる留鳥。与論島では1998年の記録が最後(写真下)。その後2009年11月に約10年ぶりに、渡りの途中と思われる数羽が確認された。2010年2月にも小さな群が確認された(写真上)が、渡去。 |
ホシムクドリ
(ムクドリ科)
全長:21cm
冬鳥又は旅鳥として九州以南に渡来するが数は少ない。
与論島では、渡りの時期に1〜2羽、またムクドリの群と一緒に行動しているのを見る事がある。 |
ハシブトガラス
(カラス科)
全長:56.5cm
全国的に最も普通に見られるカラス。与論島では、以前は希な迷鳥だったが、最近はわりと頻繁に見られるようになった。数羽程度が住み着いているかも知れない。
他の奄美、沖縄にはふつうに見られる。 |
バリケン(ガンカモ科)
全長:66〜88cm
中央アメリカから南アメリカに生息するノバリケンが家禽化されたもので、公園の池などにいる事が多い。
与論島でも集水地で見かける事がある。遠くへ飛ぶ事もあるので、飼い鳥が逃げ出したのかも。 |
ホロホロチョウ(キジ科)
全長:60cm
アフリカの草原地帯に分布している鳥。
飼い鳥として持ち込まれたものが、逃げ出したか、放鳥したのか、一時期、畑や草地で見る事があった。 |