マイ・フィールドの住人たち


クマゼミの羽化

見たい見たい、と思っていた羽化の瞬間。毎年その時期になると電灯を持って庭を散策するのが日課の一つ。でも、どういう訳かいっこうに見つからない。


1.21:21’56”

2.21:43’50”

3.21:48’46”

「ここ、夕べ探したのに・・・」という所に抜け殻があったりする。早朝から「ザーマーミロザマミローベェェー、クヤシカッタラミツケローベェェー・・・」と挑発する


4.21:51’19”

5.21:58’15”

6.22:04’38”

ある時、花壇で羽化前の幼虫を見つけた。「ここで羽化しなさい」と小枝に置いた。暗くなってから見に行くと、当然の如くそこにはいない。何処を探しても見つからない。「ここで羽化しなさい、とゆったのにー!」と怒った所で、通じる相手でないことは百も承知。虫かごに入れて家の中で・・・なんて言うのも、野暮ったい。
自然相手は、根気と忍耐が勝負の分かれ目
・・・ナニソレ?)


7.22:14’53”

8.22:21’50”

9.22:22’20”
昆虫にとって羽化の瞬間というのは外敵に対しておそらく最も無防備な状態。見つかりづらいこともまた自然の摂理・・・か、などと自らに言い聞かせたりなんかして、根気と忍耐で散策を続ける。そして、ついに「見つけたー!!」のであった。

10.22:51’03”

12.27日3:41’02”

13.
27日13:13’45”
昨夜のドラマの結末
与論島で生息が確認されているセミは、クマゼミの1種類だけ。まれに外から持ち込まれた庭木の土の中にいたと思われる幼虫が羽化して、鳴いたり飛び回っているのを見かけることがあるが、数日でいなくなってしまうようです。
クサゼミの仲間と思われる小さなセミを見たことがあるという人もいますが、まだ専門家による確認はなされていません。
上の写真は、2004年6月26日〜27日に自宅の庭で撮影したものです。