マイ・フィールド日誌
『ヨロン島』の、野鳥や昆虫、動物、植物など、素敵な住人たちを紹介します。

2015年
主な出来事
(野鳥、昆虫等の種名に関して一部正確でない場合があるかも知れません。ご了承下さい)




ラブジョイ彗星

ヒカンザクラ

1月
9日
・ビンズイ(旅鳥):10羽ほどの群れ飛来
16日
・与論島製糖:煙突に煙り
19日
・キビ刈り:ハーベスターのまわりにサギの群れ
20日
・ツミ(留鳥):初 鳴き
24日
・ラブジョイ彗星:近日点通過が近づき、見ごろを迎えた。尾の勢いが強くなった。
26日
・ヒカンザクラ:開花
   
◆キビ刈りが始まると、畑の周りにはサギがいっぱい。お目当ては飛び出してくる昆虫などの小動物。
ハーベスターの稼働を合図に、餌の争奪戦が勃発する。おもに、アマサギとチュウサギ、ダイサギも少々。コサギが参戦することも。なんか、一昔前のバーゲンセールのよう。
周りで作業をしている人間たちも、ハーベスターに追い立てられているかのようで、なんとも忙しない。 混雑物を吹き飛ばす「ブオー!」という轟音も気分を急かせる。
近年、見慣れつつある光景ではあるけれど・・・。

キビ刈りと言えば、のどかな(傍目には)情景が思い浮かぶ。 ほんのちょっと前まで、みんな手刈りだった。
休みの日とか家族総出で、男達はキビ倒しにかつぎ担当、女性はかさいで(葉をおとす作業)、子供たちはお手伝いのまねごと。で、畑の真ん中でお弁当広げたりなんかして。風物詩然とした趣があった。

バードウォッチャー的には「サギがいっぱいー!」などと、目の保養をさせてもらったりなんかして・・・、尊々我無(とうとぅがなし)。



モンシロチョウ

ハヤブサ

ヤツガシラ


アオサギ


ベニバト

ベニバト(左)とキジバト(右)
◆ベニバト(ハト科)全長22.5cm: 迷鳥
キジバトに比べてひとまわり小さい。 与論島では初記録(知人情報)

ジョウビタキ

ツグミ

2月
3日
モンシロチョウ(蝶):初見日
5日
ハヤブサ(旅鳥):飛来
13日
・ヤツガシラ(旅鳥):飛来
17日
・シロオビアゲハ(蝶):初見日
20日
・セッカ(留鳥):初囀日
21日
・ラブジョイ彗星:最後(双眼鏡限界)
26日
・ウグイス(留鳥):初囀日
27日
・ツバメ(旅鳥):初認
28日
・スズガモ(旅鳥):飛来
◆ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ?)が 貯水池で異常発生中。 いつの間に、こんなに増えた?。結構すごいことになっているようだぞこれは。
3月
2日
・リュウキュウミスジ(蝶):初見
3日
・春一番?
4日
・アオサギ群れ(留鳥・旅鳥):渡り途中の群れ飛来。 一年を通じて見られるが、渡りの時期、特に春の渡り時には、数羽から数十羽の群れが見られることがある。 この群れは、4日に飛来し7日まで滞在。
8日
・ヨロンマラソン
9日
・アカタテハ(蝶):初見
11日
・ベニバト(迷鳥):与論島では初記録(知人情報)
16日
・アオバズク(夏鳥):初認
17日
・ツマグロヒョウモン(蝶):初見
23日
・チョウゲンボウ(冬鳥):終認。初認は9月24日。滞在期間6ヶ月
・ジョウビタキ(冬鳥):終認。初認は10月21日。滞在期間およそ5ヶ月
・ズアカアオバト(留鳥):初囀り
・ルリタテハ(蝶):初見
24日
・ハシビロガモ(冬鳥):終認。初認は11月28日
26日
・ツグミ(旅鳥):終認
・イシガケチョウ(蝶):初見
30日
・シャリンバイ:開花



ミフウズラ (ウジラ)

コムクドリ

アカガシラサギ 夏羽

アカガシラサギ冬羽、上はコサギ
アカガシラサギ(旅鳥):4月21日サトウキビ畑に1羽飛来。鮮やかな夏羽が、なかなか立派な成鳥。月末頃まで、あちこちで見られた。単独でいることが多いアカガシラサギですが、今年はコサギやダイサギに混じってすうわが一緒にいる光景も。
ナンゴクネジバナ
4月
1日
・ミフウズラ(留鳥):今年初。お散歩中の2羽に出会う
4日
・アゲハチョウ(蝶):初見
7日
・アオジ(冬鳥):終認
・ササゴイ(旅鳥):初認
8日
・ベニモンアゲハ(蝶):初見
9日
・ナンゴクネジバナ(たぶん):見つけた
・サシバ(冬鳥):渡り有り。サシバも渡り始めた
10日
・ヒメアマツバメ(旅鳥):飛来
・アマツバメ(旅鳥):飛来
・セイタカシギ(旅鳥):飛来
11日
・シロハラ(冬鳥):終認
13日
・キセキレイ(冬鳥):終認。初認は8月29日
・ハクセキレイ(冬鳥):終認。初認は10月14日
17日
・田植え:田植え済み有り。数カ所
・コガモ(冬鳥):終認。初認は10月14日
18日
・ヤブニッケイ:開花
・ゲットウ:開花
・ユリ:開花
20日
・ビンズイ(旅鳥):飛来
・ホトトギス(夏鳥・旅鳥):初認
21日
・アカガシラサギ(旅鳥):初認
・コムクドリ(旅鳥):群れ飛来。渡りの時期によく見られる光景。数十羽〜数百羽の群れで行動することが多い
・浜下り
22日
・グラジオラス:開花
・オージャフ(毛虫):初見。ハイイロヒトリガの幼虫。5月〜7月、蛹化場所を求めて這い回る。必死にアスファルト道を横断するする姿は、時に健気に思えることも・・・
25日
・ツマムラサキマダラ(蝶):初見
・カイコウズ:開花
・ウスキシロチョウ(蝶):初見
30日
・キョウジョシギ(旅鳥):飛来。渡りの時期に見られるちょい派手なシギ
・サシバ(冬鳥):終認。初認は9月30日。滞在期間は7ヶ月
ナンゴクネジバナ(ラン科)

な・な・な・なんと、幻のネジバナ発見!!なのです。「昔、見た記憶があるけど知らないか?」と聞かれたことがあって、ず〜っと気になっていた花の一つ。あれから探し続けて?十年、突然そいつが目の前に現れたのだ。

所用で立ち寄った海岸沿いの草地。短く刈られたその草地の片隅に、十数センチほどの花茎が数本、なにげに突き出ているのが目にとまった。「なんだ?あれ」。近付いて見て驚いた。地面からまっすぐに伸びた花茎に、小さな花がびっしりと、しかもらせん状に・・・!。「これって!もしかして?!」。写真に撮って見てもらったら「これこれ、この花。昔よく見た。懐かしい」と、とても喜んでおられた。地主の方にお願いして2、3株分けてもらった。

手元の超古い資料(平成2年環境省発行)には、ナンゴクメジバナとあり、奄美大島が北限で、沖永良部島と喜界島、奄美大島でのみ確認されている。よろんとうでの記録はない。これはもしかして、すごい発見なのでは?。などと思ったりなんかしていたら、後日別の場所でも見つかった。慣れてくると、ちょくちょく見つかるもので。特に島の西側の海岸に近い場所で見つかることが多かった。何で今まで見つからなかったのか?。花期が短いのも原因の一つかもしれないと、勝手に思ったりなんかしているのだが、どうでしょうか。



カワセミ

アオアシシギ

もうすぐ梅雨的な、ある日。

低い雲の上に顔を出すヤンバル。
梅雨入り前、希に出る光景。一週間後沖縄梅雨入り

クマゼミ

イシガケチョウ
5月
1日
・キンクロハジロ(冬鳥):終認。初認は10月14日
2日
・カワセミ(留鳥):採餌
4日
・ムナグロ(冬鳥):終認。初認は8月25日
5日
・キアシシギ(冬鳥):終認
6日
・アマサギ(旅鳥):群れ飛来。トラクターの後ろをぞろぞろと
9日

・アオアシシギ(旅鳥):飛来
・セイタカシギ(旅鳥):飛来

12日
・アマサギ、チュウサギ:30+混群
・タカブシギ(旅鳥):飛来
19日
・奄美地方梅雨入り
・テイキンザクラ:開花
20日
・沖縄地方梅雨入り
21日
・サンコウチョウ(夏鳥):初認
・クロハラアジサシ(旅鳥):飛来
22日
・クロマダラソテツシジミ(蝶):多数発生中
25日
・アカモズ(旅鳥):飛来
29日
・フヨウ:開花
6月
1日
・ヒメアマツバメ(旅鳥):飛来
虹が出た
2日
・カワセミ(留鳥):採餌中
・チャバネセセリ(蝶):確認
3日
・30°越え
6日
・タテハモドキ(蝶):初見
8日
・クマゼミ:初見日
・クロサギ(留鳥):黒点有り個体確認
・ヒメアカタテハ(蝶):初見
9日
・入道雲
11日
・エリグロアジサシ(夏鳥):初認
・沖縄地方梅雨明け
22日
・ギンヤンマ:初見
23日
・オオハマボウ:開花
29日
・アマツバメ(旅鳥)飛来
・稲刈り有り


7月1日金星と木星が大接近

金星:-4.4等
木星:-1.8等
離角:0°29’24”
(7月1日20時20分)
レグルスは、しし座の 一等星(1.36等) です

子育て中のエリグロアジサシ。右端はベニアジサシ

セイタカシギ

モズ
7月
1日
・テリハボク:開花
・金星と木星が大接近
3日
・ツミ(留鳥):子育て中。餌の空中受け渡し有り
4日
・アオタテハモドキ(蝶):初見
10日
台風9号(935hPa)沖縄−宮古島間を西へ。与論島、最大31m
13日
・イソヒヨドリ(留鳥):巣立ち雛確認
・アマサギ(旅鳥):群れ飛来
・ウラナミシロチョウ(蝶):初見
14日

・オオゴマダラ(蝶):確認

16日
台風11号(960hPa)奄美の東を北へ
17日
・奄美地方梅雨明け
25日
台風12号(965hPa)東海上を徳之島へ。徳之島、記録的大雨
28日
・うろこ雲:全天を覆い尽くすようなうろこ雲
8月
5日
・アマサギ(旅鳥):群れ飛来。10+
8日
・キョウジョシギ(旅鳥):飛来
11日
・キアシシギ(冬鳥):飛来
14日
・ウグイス(留鳥):地鳴き
15日
・セイタカシギ(旅鳥):初認
・ツバメ(旅鳥):確認
16日
・サンゴ祭り
24日
・台風15号(940hPa)強風域で西海上を通過
26日
・ムナグロ(冬鳥):初認。夏羽
26日
・セキレイS.P.:初認
31日
・モズ(旅鳥):初認



サンショウクイ

ツルボウップイグサ
オオコウモリ
車で走行中、道路脇のモクマオウ林の中に黒い塊。風で飛ばされたビニール袋みたいにぶら下がっていた。近づいてみたら、オオコウモリだった。
ここ数年、ちょくちょく見かける。

@フウセンカズラ?

Aセイタカアワダチソウ?
@ : ずっとホーズキだと思っていた。先日、超古い資料見ていたら「コフウセンカズラ」というのが与論島で記録されていた。手持ちの図鑑で調べたら、フウセンカズラの方が似ているような気がして、とりあえず、フウセンカズラ?ってことで。

A : 牧草地周辺の道路脇、およそ2mに群生した見たことない草、っていうか、花っていうか。栽培種の種が飛んできて咲いたのか、それともあの悪名高き外来種のセイタカアワダチソウなのか・・・。手持ちの図鑑では、セイタカアワダチソウが一番似ているような・・・。
9月
4日
・ウグイス(留鳥):,秋の初囀日
5日
・稲刈り:有り
・ビンズイ(旅鳥):初認。数羽飛来
・アカハラダカ?(旅鳥):未同定
8日
・タカブシギ(旅鳥):飛来
・カワセミ(留鳥):確認
9日
・ススキ:開花
10日
・チュウサギ(旅鳥):初認
12日

・クロハラアジサシ(旅鳥):飛来

15日
・リュウキュウムラサキ(蝶):確認
16日
・コサギ(冬鳥):確認
19日
・カイツブリ(冬鳥・留鳥):確認
・エリグロアジサシ(夏鳥):終認
21日
・サンショウクイ(旅鳥):群れ飛来
・コムクドリ(旅鳥):群れ初認
22日
・エゾビタキ(旅鳥):初認
・アトリ(旅鳥):20羽ほどの群れ飛来
23日
・ツルボ:開花
26日
・アカハラダカ?(旅鳥):未同定
28日
・アカハラダカ(旅鳥):数羽飛来
・チョウゲンボウ(冬鳥):初認
・スーパームーン
・オオコウモリ:確認
29日
・ヘクソカズラ:開花
30日
・サシバ(冬鳥):初認
・タイワンクズ:開花
10月
3日
・コムクドリ(旅鳥):200羽ほどの群れ
5日
・サシバ(冬鳥):渡り有り
6日
・コガモ(冬鳥):初認。終認は4月17日
・ロート雲
7日
・アサギマダラ(蝶):初見日
8日
・エゾビタキ(旅鳥):終認
・サシバ(冬鳥):渡り有り
14日
・ハクセキレイ(冬鳥):初認
19日
・キョウジョシギ(旅鳥):数羽飛来
21日
・フウセンカズラ?
22日
・アフリカマイマイ:多数出現
・セイタカアワダチソウ?:
27日
・ベニモンアゲハ(蝶):確認
31日
・キセキレイ(冬鳥):確認



ダイサギ

ムクドリ

8時半頃、突然の雷鳴に外に出てみたら、こんな事に。

カワウ

カテリナ彗星

暮れなずむ東シナ海に浮かぶ伊是名島。
11月
2日
・ヒヨドリ(留鳥*):小群。冬期、群れでピーヤピーヤ騒いでいる連中は、北から渡ってきたヒヨドリたち。ずっと島で暮らしている亜種アマミヒヨドリは、過剰な悪さはしません
・チュウシャクシギ(冬鳥):初認
・ハシビロガモ(冬鳥):初認
・ムクドリ(旅鳥):数羽の群れ飛来
3日
・ダイサギ(冬鳥):民家で餌物色
・フヨウ:開花中
5日
・ツバメ(旅鳥):終認
・コムクドリ(旅鳥):50羽ほどの群れ飛来
7日
・アオタテハモドキ(蝶):見納め日
9日
・ウグイス(留鳥):ぐぜり有り
11日

・ウグイス(留鳥):地鳴き
・ジョウビタキ(冬鳥):初認

12日
・シロチドリ(留鳥):確認
13日
・シロハラ(冬鳥):初認。終認は4月11日
14日
・ウグイス(留鳥):秋の囀り終り?
16日
・シロハラ(冬鳥):50羽ほどの群れ渡り有り
17日
・雷:夜八時半頃、突然雷が
24日
・セイタカシギ(旅鳥):終認
28日
・ツマグロヒョウモン(蝶):見納め日
30日
・アオジ(冬鳥):初認。終認は4月7日
12月
1日
・コムクドリ(旅鳥):数羽の群れ
・アカタテハ(蝶):見納め
・ツマムラサキマダラ(蝶):見納め
2日
・アオスジアゲハ(蝶):見納め
・虹が出た。3時44分
3日
・カワウ(迷鳥):1羽飛来
・はやぶさ2地球スゥイングバイ。:小惑星「りゅうぐう」を目指して、2014年12月に種子島から打ち上げられた「はやぶさ2」が、方向転換と速度アップするスィウングバイを、今回の最接近時に行う。との情報有り。残念ながら、天気が悪くて見られず。
5日
・コチドリ(旅鳥):確認
・チュウシャクシギ(冬鳥):確認
・ススキ:穂が見ごろ
12日
・カテリナ彗星:おとめ座に確認
13日
・カテリナ彗星:見ごろ
18日
・伊是名島が、なんか幻想的に見えた
21日
・キョウジョシギ(旅鳥):飛来
24日
・コムクドリ(旅鳥):30羽ほどの群れ
30日
・アサギマダラ(蝶):多数出現。新たに渡ってきたのか、越冬蝶の二世が羽化したのか?。初認から3ヶ月弱、それも有りかな?

 
野鳥と出会う確率: ◎=普通に見られる。○=きょろきょろすれば見られるかも。△=頑張って探そう
(確認種は80種ほど。 出現率 ◎:50%以上、○:10%以上、△:10%未満)
 

* この「出会う確率」なるものは、個人的に日常の生活を行いつつ、その行動範囲の中で、見かけた野鳥や蝶などを、集計したもです。
 
 
 
 
蝶と出会う確率。 : ◎=普通に見られる。○=きょろきょろすれば見られるかも。△=偶然出会った。
(確認種は31種ほど。 出現率 ◎:50%以上、○:10%以上、△:10%未満)
 
 
 

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