マイ・フィールドの住人たち


2010年1月15日の金環日食
与論島 部分食

[2010年1月15日]
年明け早々の素晴らしい天体ショー!

下辺が水平線に着水した瞬間(17:51’.6頃)、
食分はおよそ0.61
1月15日に金環日食があり、日本では、関東地方西部以西で部分食として観察できる。」とのこと。

金環日食は、太陽の方が月の視直径より大きくなるときにおきる。月の影からはみ出した太陽がリング状に輝いて見える現象。
月の視直径が太陽より大きくなるとおきるのが、皆既日食。去年大騒ぎしたヤツ。

手元の資料から計算すると、与論島では
開始が、16時48.5分頃
最大が、17時59分頃
終了が、19時01分頃となる。

1月15日の与論島の日没時刻は、17時54分頃。ということは、食の最大の少し前に日没になる。
日没は一般に、太陽の上辺が地平線に接した時をいうので、実際見る事ができるのは、その数分前までなのだが、それでも6割ほど欠けた状態で沈んでいくことが予想される。
・・・ってことは、太陽が欠けた状態で日没を迎える?!!。

つまり、三日月状に欠けた夕日が水平線に沈んでいく・・・。そんな状況を見ることができるかも知れないってこと?!!!。

これは大変だ!!。

ある意味、直接金環食や皆既日食を見る事以上に、奇跡的な出来事かも知れない。
あとは晴れてくれることを祈るのみ・・・。

ということで、当日は、貼付の写真の通り、天気にも恵まれ、想像以上に幻想的で、素晴らしい天体ショーを堪能できた。

↑17:45’頃。目を細めると太陽が4割ほど欠けているのがわかる。幻想的、というより 「何コレ!」的な異様な雰囲気。

←17:49’頃。この頃になると肉眼でも直接観ることができた。



左は開始時の太陽の位置。右の連続写真は、かけ始めから水平線に下辺が着水するまで。
月が、太陽の右側をすれ違っていく。
あの欠けたところには、お月さまがいるのだ。


3. 17:49’.7頃
食分は、約 0.58
1. 17:44’.3頃
食分は約 0.55
2. 17:47’.5頃
食分は約 0.58
4. 17:50’.5頃
食分は約 0.59
5. 17:52’.0頃
食分は約 0.61
6. 17:52’.5頃
7. 17:53’.4頃
8. 17:53’.7頃
9. 17:54’.1頃

*時刻は全て、後日、基準時を基に算出したものです。実際の時間と合っているかどうかは分かりません。
(数分程度ずれている可能性があります)当日は、時計を見る余裕はなかった。

*食分は、写真で測定したものです。夕日は、扁平になるので、公式の発表とは違っているかも知れません。

*太陽の視直径: 00°32'31" 月の角直径: 00°29'28"(17:51’頃)

参考資料:「天文年間2010」


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